SKB最終処分場の現場-Forsmarkへ 2026年5月

2026年5月、フォルスマルク(Forsmark)にあるスウェーデン核燃料・廃棄物管理会社、SKB社を訪問しました。今回は、千葉県資源エネルギー問題懇話会の議員の皆さまに同行し、通訳として現地説明を伺う機会をいただきました。フォルスマルクは、スウェーデンの放射性廃棄物処分事業において重要な拠点の一つです。現地では、現在進められている処分関連プロジェクトの概要について説明を受けました。
今回の主なテーマは、使用済燃料処分場と、SFR拡張計画です。
使用済燃料処分場は、原子力発電で使い終えた燃料を、地下深くで長期的に安全に処分するための大きなプロジェクトです。一方、SFR拡張計画は、原子力発電所などから出る比較的放射能レベルの低い、短寿命の放射性廃棄物を処分する施設を広げる計画です。現在ある施設を使い続けながら、段階的に拡張を進めていく点が特徴です。

画像出典:SKB International / Svensk Kärnbränslehantering AB

画像出典:SKB International / Svensk Kärnbränslehantering AB
現場で説明を聞いて印象的だったのは、これらのプロジェクトが単なる建設事業ではなく、技術開発、規制対応、操業準備、地域との対話までを含む、長期的で総合的な取り組みとして進められていることでした。
今回の訪問を通じて、スウェーデンの最終処分事業が、長期的な安全性と実行可能性を重視しながら、一歩ずつ着実に進められていることを実感しました。